遺言は、自分の死後の「財産承継」等を決めておくこと。死後事務委託委任とは、死後の「財産以外のことすべて」を決めておくこと。その項目は「財産以外のことすべて」で、多岐にわたります。生前に取り組むことで、死後の事務を減らすことができます。自分の死後に委託したい事務が決まった後は、契約書や公正証書として残します。
また、契約書や公正証書より簡易なエンディングノートは、何度でも書き直すことができます。まずは『エンディングノート』の作成について考えてみませんか?
一般的なエンディングノートの項目
①自分自身について
- 生年月日、親族、本籍地など
- 運転免許書、健康保険証、パスポートの情報
②身の回りのことについて
- パソコン、ウェブサイトのIDやパスワード
- 預金通帳や印鑑の保管場所
③葬儀について
- 葬儀の方法(密葬,家族葬)、信仰する宗教
- 喪主を務めてほしい人、連絡をしてほしい人
- 遺影につかって欲しい写真の保管場所
- お墓、納骨の方法、戒名について
④医療や介護について
- 持病やアレルギーの有無、常用薬など
- 延命治療,臓器提供,献体
- 病気の告知について